転職で30代後半の男性が未経験の仕事に就いた話のインタビュー

分かれ道

転職は年齢が上がるにつれて不利になります。

一般的には、第二新卒(20代中盤まで)、20代後半、30台前半、30代後半といった区切りがありますね。

そのうち、転職が比較的容易なのは第二新卒と20代後半までで、30代に入ると徐々に厳しくなっていきます。

同じ30代でも前半と後半では、また更に事情が変わって来て、30代前半であれば前職でのスキルを活かせば道もあるのですが、後半になると正直言って相当なスキルや業界内での人脈でもないと転職は厳しいのが現実です。

そんな世間一般の「常識」からすると、エッと思うような転職の成功エピソードをお持ちの方に話をうかがって来ましたので、そのインタビューを記事に起こしました。

お名前は高木さん(仮名)といって現在39歳の男性です。

経歴が、なかなか山あり谷ありでおもしろいので、本文でどうぞ。

高校を出たら役者を目指して上京

(私:管理人)―今日は高木さんの転職ストーリーをお聞かせ願えると聞きましてやって参りました。どうぞ、よろしくお願いしますね。

高木「いえいえ、こちらこそ。僕の話で良ければいくらでも」

―ところで高木さんは変わったと言ってなんですが、普通の人とは違う経歴の持ち主とお聴きしてますが。

高木「はいはい、役者を目指してたって話ですね」

―そうそう、その話です。

高木「高校を卒業してから東京に行きまして、フリーターをやりながら劇団に入ったり、自分でも劇団の旗揚げしたりとかやってましたね」

―へえ、座長とかいうのですね。

高木「まあそんなすごいもんじゃないですけどね笑。それで食べていけるようになれれば良かったんですけど、なかなか上手くは行かなかったです」

―芸能から一般社会への転身ということですね。

高木「芸能って言うほどの段階までは行ってなかったですけどね笑。まあ、フリーターから正社員への転職ですよ」

―役者をあきらめても、芸能界で就職するという事は考えなかったんでしょうか?

高木「タレントから裏方へっていうのはあるんですが、僕の場合はタレントのタですらなかったんで・・・笑。それなりの人脈がないと、あの世界に入るのは演者も裏方も難しいですね」

***ここから少し芸能界のお話になったんですが、趣旨からズレますので中略致します***

32歳から方向転換

***20代をフリーターで過ごして来た高木さんですが、役者をあきらめて一般の世界でやっていこうと舵を切った時には32歳になっていました***

高木「それまでフリーターでしたから、仕事的には何もキャリアってものがないわけですよ。就職のネックになったのがそこでした」

―確かに、30代の就転職ではそれまでのキャリアやスキルが要求されますからね。

高木「はい。なので、結局はまたフリーターをするしかないわけです。コンビニ、警備員、土方、レンタルショップ、ゲームセンターetc、とにかく時給の良さ気なバイトをやりまくりましたね。最終的にはバイトで入った某居酒屋に就職したんですが」

―お、就職決まったんですね。おめでとう!と言って良いのかな。

高木「いえいえ。それが全然おめでたくなかったんです。その居酒屋って超ブラック企業でして、安月給で使われまくるんですよ。特に正社員は時給じゃないですから、サビ残で1日15h労働とかも普通にありました」

―うわあ、そりゃ大変だ!

高木「でしょう。だからすぐに人が辞めちゃうんですよ。すると・・・」

―すると、更に仕事の負担が大きくなって大変になる、と。

高木「そうなんです。で、穴埋めのバイトを募集するんですけど、新しいバイトが入れば入ったで、また0から仕事を仕込まなきゃいけないんで、それがまた負担になるという・・・」

―悪循環。

高木「そう。まさに悪循環」

―そういう環境でどのくらい我慢されたんですか?

高木「バイト期間も合わせて、1年半ぐらいは働いてましたね」

まともな職場へ転職するためにネットで検索してたら

―ここから、まともな職場を求めて再度転活の旅に出るわけですね?

高木「はい。まさに旅です笑。さすがにもうブラックは嫌だってことで。ただ、その時にはもう36歳になってたんで後がないわけです。前回は行き当たりばったりで迷子になったんで、今回は必死になって調べました」

―調べた?

高木「先ずはネットで検索しまくっていろいろ調べまくったんです。それまではネットって、大人の動画を観るぐらいだったんですが、この時は転職関係のサイトばかりを巡回しましたね」

―前回、つまり某居酒屋での就職の時にはネットの転職サイトは利用しなかったんですか?

高木「はい。実は転職サイトがあること自体わかってなかったんです。で、今回はいろいろ調べていくうちにわかって来て、転職の仲介業者みたいな会社があることがわかったんです」

―転職エージェントのことですね。

高木「そうです。検索したら転職エージェントについて詳しく解説してるサイトがいっぱいありますよね。その中から2つ、3つわかりやすそうなサイトを見て勉強しました」

―あ、実は私も転職サイトをやってるんですが、どういうサイトが良いサイトだと思いますか?後学の為にぜひ教えてください。

高木「そうですねー、わかりやすさ第一ですかね。形式ばってなくて、くだけた感じが好みです。読みたくないなって思ったサイトは、説教っぽいのとか、キレイごとばかりのサイトですかね」

ハローワークで説教されて転職エージェントで励まされる

―ハローワークは活用しなかったんですか?

高木「ハローワークではオバサンの職員に説教されました笑。若い頃からフラフラ遊んで来たからこうなるんだ、みたいな。正直、その手の説教はウンザリするほど浴びてきてるんで、もうお腹いっぱいだったんです。で、ハロワは行きたくないな、と。」

―ああ、なるほど。ハロワの職員って当り外れがありますからね。

高木「で、ネットで見つけた転職サイトから転職エージェント会社へと行ったんです」

―どうでした、エージェントは?

高木「最初にネットで登録して、簡単なやり取りをしてから後日、地方支店へ直面談に行きました。ハロワとは大違いでしたね。コーヒーが出ましたから笑。」

―笑、エージェントにとって転職希望者は「お客様」ですからね。

高木「扱いが全然違うんですよね、ハロワと。親身になってくれるというか。ハロワは前に立ちふさがって右行けとか左行けとかやってる感じなのに対して、エージェントは後ろから背中を後押ししてくれる感じでした」

―今の良い表現ですね!

高木「ハロワでは30代後半の、それもフリーターや正社員も1年しかやってない人間の転職なんて無理だって言われたんですが、エージェントではいろいろ相談にのってくれたり励ましてくれたりして、僕の希望する案件を紹介してくれましたね」

―そこで今働いてる税理士事務所をすすめられた?

高木「はい。とにかく僕はデスクワークの仕事に就きたかったんですよ。それまで肉体労働ばかりやって来て、それが年齢的にきつくて、やっぱり将来にわたって長くできる仕事ってことで」

―わかります。でも、急な展開ですね。いきなり税理士事務所なんて。

高木「はい。実は最初は全然そんなの頭になかったんですけど、エージェントの担当スタッフが経理関係の仕事はどうかってすすめてくれて、じゃやってみようかな、と」

転職エージェントの担当スタッフにすすめられて簿記を勉強する

高木「さすがに経験もスキルも何もない状態ではムリって話で、先ずは簿記の資格を取るようにアドバイスされました」

―簿記ですか。確か、何段階か級があるんですよね?

高木「はい。僕が取るよう言われたのは2級でした。1級があれば言うことなしなんですが、さすがにそれは難関すぎて。でも2級なら半年ほどで取れました」

―いきなり2級を?

高木「いえ、先ずは3級から始めました。3級は簡単で、書店で参考書を2冊買ってきて1日1~2時間ぐらい勉強すれば2ヶ月で合格できますよ」

―ほう、3級はそんな感じなんですね。それにしても毎日コツコツ勉強するなんて大変だったでしょう。

高木「ブラック居酒屋で働くことに比べたら楽勝でしたよ笑。ただ、その後の2級は正直言って難しかったですね。約半年間はマジメに勉強しましたから」

―居酒屋で働きながら?

高木「いえ、その時にはもう辞めてました。でも生活があるんでコンビニの深夜勤のバイトに週4で入ってました」

―コンビニの深夜勤ですか、ボクもやったことがあります。店によって忙しかったり暇だったりするんですよね。

高木「ええ、幸い僕のバイトしてた店は暇なところだったし、自由な空気だったんで、お客さんがいない時にはバックルームで簿記の勉強をしてましたね」

―でも、アルバイトでも働きながらというのはキツかったと思います。思い切って実家に帰って専業受験生というのは考えなかったんですか?

高木「ええ、実はある程度は貯金があったんで勉強に専念しようかとも思ったんですが、それはエージェントの方から止められました。転職する際にはなるべくブランクを作らない方が良いからって」

―ああ、なるほど。その担当スタッフは真剣に高木さんのことを考えてくれたんですね。

高木「はい。勉強してる期間もちょくちょく支店に顔を出したりしてグチを聞いてもらったりしましたね。コーヒーを飲みながら笑。実はバイトもそこで紹介してもらったんですよ」

―良いエージェントさんにあたったんですね。

簿記2級を取った後はエージェントがお膳立てしてくれた

―めでたく簿記2級をクリアした高木さん、その後はどうだったんですか?

高木「担当スタッフの方がいろいろと掛け合ってくれまして、今の職場に経理の見習いで入ることができました。面接の段取りなんかもエージェントの方が全部掛け合ってくれて、事務的な手続きは全部やってもらえて助かりました」

―ハロワと大違い笑。

高木「ええ、ハロワだったら転職は叶わなかったと思いますね。そもそも職員がムリってダメ出しするんですから。あの時ネットで調べて良かったです」

―人生の分かれ道ですね。

高木「言えます。世間的には仕事探しはハロワが良いと思われてるかも知れませんが、僕の経験ではハロワってあまり良い求人もなかったし、職員も不親切な印象があります。やはり公的機関だなって。転職エージェントは民間なんで全然熱量が違いますよ

転職を考えている方へのメッセージ

―めでたく希望のデスクワークに就けて、おめでとうございます!かなり参考になるお話でした。自サイトで掲載させて頂きます。

高木「いえいえ、長々と好き勝手にしゃべりましたけど、これで役に立つのならうれしいです」

―十分ですよ。今日はどうもわざわざありがとうございました。最後にこれから転職をしようと思っている方へメッセージをお願いできますでしょうか?

高木「はい。僕から言えることは、とにかく行動すること。それと人からダメ出しされてもあきらめないこと。この二つですね。あ、後はハロワよりも転職エージェントの方が良いですよってこと。コーヒーが出ますからね笑」

―笑。どうも、ありがとうございました。

管理人から

ここまでお読みくださってありがとうございます。

実はここに掲載した倍ぐらいのインタビューがあったんですが、紙面の都合で割愛させて頂きました。

(いろいろ芸能関係の話なんかも聞けておもしろかったです)

最後に私から一言、二言、

高木さんも言ってますが、転職はハローワークよりも民間の転職エージェントを利用する方が断然効率が良いです。

もし、転職をお考えの方で身近に転職エージェントの情報が無い方は、優良エージェントとその利用方法をまとめた紹介記事がありますので、よろしかったらどうぞ。

【超保存版】転職エージェントおすすめランキングまとめ/随時更新

【保存版】IT系おすすめ就職・転職・派遣エージェント【超まとめ】

またハローワークの実情について興味のある方は以下の記事もどうぞ。

ブラック企業対策/特徴・見分け方・求人票のカラクリ・ハローワーク求人の実情etc

ご自分が転職した際には、いくらの年収が妥当なのかゲーム感覚で調べることができるアプリ、MIIDASの記事もどうぞ。

自分の適正年収いくら?評判のMIIDAS(ミーダス)の無料診断

最後になりましたが、アナタが天職に巡りあえますよう願っております。

あきらめずに、粘りに粘って勝利を勝ち取ってください!