掛け持ちバイトが見つからないまま落ち着きそうな予感

都会の朝

古巣のレンタル屋に戻って、なんやかやで落ち着きだしてる。

先週から探してた掛け持ちバイトも決まらないままだけど、なんか面倒臭くなって来てあきらめがち。

ウソつき店長が少し気を利かせてくれてシフトが増えてるから「このままでも良いかも」って感じです。

バイト長の仙田さんは相変わらず細々(こまごま)した仕事を要領よくさばいてるし、他のバイトもそれなりに動いてて、ボクも何だかその中に溶け込んでしまってる。

今はとりあえず実家で家賃とか要らないし、このバイトで妥協するかなー。

考えたら金が要るわけでもなく、その日その日がなんとかやって行けるだけで御の字なのかも知れない。

西田くんのことを思えば、今の自分は恵まれてる。

家もあって、ゴハンも食えて、布団で寝れるんだから。

そんな事を考えてたら、あっという間に終業時間になって退勤カードを切って家に帰って来ました。

店を出ると朝陽が昇りかけてて、出勤する人々の姿がチラホラ。

夜勤明け特有の光景だ。

帰りに吉野家によって朝定食を食ってから家路につきました。

「何にもない平凡な生活が幸せなのかも知れないなー」

朝陽を見ながら、そう思いました。

ただそれだけ。